糖度36パーセント

キラキラ輝く君たちの、

寺西拓人くん初主演舞台「マラソン」のお話


とっっっっても遅くなってしまいましたが、

寺西拓人くん、初主演舞台「マラソン」

本当にお疲れさまでした!!


本当に本当に本当に嬉しくて幸せな現場だった。世界一幸せだと思えた。そんな自担の初主演舞台。今回はそんなお話です。ほぼ書き上げてたのに公開するの忘れてたこのブログ、千秋楽からもう2ヶ月経とうとしてる!こんな今さら書くやつもいないだろうと思うけど、やっぱりちゃんと残しておきたい、ということで今さらすぎるマラソンのお話〜〜!!!


寺西くんの初主演舞台のお知らせが来た時、ちょっと信じられなかった、だってこんなに早く見られるなんて思ってなかった。

自担の初主演

ツイッターでも言ったけど、自担の初主演舞台ってオタクしてる人間にとってこれを経験できるのって限られてるよね、そんな貴重な経験をさせてもらえた舞台。

寺西くんは主演といってもふたりだし、セリフも出番もほぼ同じだから!とは言っていたけど、やっぱり主演っていう言葉の大きさ、すごいよね。

雑誌に1人で出ていたり、主演としてお話ししてる姿を見て、この響きの重さを知った。寺西くんも言っていたように、初主演は人生で一度きり。寺西担としてこの舞台を見に行けたことが本当に嬉しくて嬉しくて、わたしのオタク人生で絶対に忘れられない経験になりました。

 


「マラソン」は幼なじみの2人がニューヨークシティマラソンに出るために練習している中で繰り広げられる会話劇。


ストレートプレイ

ふたり芝居

役の入れ替え

センターステージ

70分走りっぱなし

どんな舞台になるのか想像もつかない情報ばっかりでワクワクしながらわたしの初日を迎えたけど、見に行ってびっくりした。あの舞台レベルが高すぎる。もう終わってる舞台についてこんな語るやつもいないだろうと思うけど、ほんとにびっくりするぐらいレベルが高かったの。

 

ただひたすらふたりが走りながら過去や今、将来の話をしていくうちにふたりの人生だったり人間関係だったりが見えてくるんだけど、まずとにかく走り続けながら喋り続けることのすごさ、舞台に立つ上で息切れとか声がブレたりしないことなんてきっと最低条件なんだろうとは思うけど、それでも当たり前にわたしには到底出来ないことで、だけどふたりはずっと走りながら普通に話し続けてて、どれだけ鍛えたんだろうなんて、もちろんミュージカルなりコンサートなりで踊りながら歌うとかっていうことは普段からしてるからそんなに大げさなことではないのかもしれないけど、それでも当たり前のような顔をしてそれをやってのけるふたりはやっぱりすごかった。プロ根性を見た。

 

しかもマラソンの練習のためにふたりが走り始めたスタートから目的のゴールまでひたすら走り続けてるわけで、シーンが変わったり、物語が進む時間の流れがあるわけでもなくて、衣装も変わらず、セットもなく、ナレーションが入るわけでもなく、話の中で出てくる人の再現が何役かありつつのふたりの会話と、あとは効果音と音楽と照明のみで進む。たったこれだけでステージを囲むお客さんを飽きさせないようにするふたりの演技力と演出、すごかった。飽きるなんてとんでもない。寺西くんと矢田くんは元から仲のいいふたりなだけあって、ふざけたり笑ったり怒ったりするふたりの空気感は本当に幼なじみみたいで、いい意味で演技じゃないみたいだった。そこからクライマックスに向けて展開が進む中でのふたりの迫力がすごくて、圧倒されっぱなしの70分だった。

これだけですごいのに、さらに役の入れ替え。

役の入れ替えがある舞台って初めて見たけど、すっごく面白かった!マリオとスティーブ、公演ごとにお互いの役を入れ替えて演じるわけで、セリフも衣装も一緒、きっと台本もひとつしかなくて。だけど寺西くんのマリオと矢田くんのマリオ、寺西くんのスティーブと矢田くんのスティーブ、どっちも同じ人のはずだけどやっぱり性格が少し違って。演じる人が違うから当たり前だとも思うけど、でもやっぱり台本そのまま演るだけでは同じ人物になっちゃうと思うから。演る人の演技力とその役の感じ方が違ってこそ、役に違いが出るんだろうなっていうのを肌で感じて、すごく面白かった。しかし70分喋りっぱなしのあの膨大なセリフ量をどっちの役も覚えるって、どんな作業なんだろう、いやもう本当にすごい。どこ切り取ってもどの角度から考えてもすごいしか出てこなかった。わたしの語彙の限界(浅い)。

 

話の内容的にはわたしには正直かなり難しかったなあ、、(笑)内容が難しかったというか、何回見てもこれはどういうことなんだろう、っていうのが無くならなくて、ひとつの答えをもって次の公演を見に行っても、また違うように見えたりして。いつまでたっても自分の中でストンと落とせるところまでたどり着けないまま千秋楽が終わってしまった、いつものことだけど自分の頭の悪さがただひたすら辛い。オタクしてるともっと学生時代に回転の速い脳みそになるように鍛えておくんだったって後悔することばっかり。語彙の引き出しももう少し増やしたいって思ってばっかり。

だけど雑誌で「ハッキリしたメッセージがあるわけじゃないから見る人によって感じ方が違うと思う」って言ってたのはその通りなんだろうなって。

あまりにも自分の中でまとめられなかったから他の人の考察読んだりもしたけど、ああそういうことか!ってなることもあればならないこともあって。もちろんその人の考えを否定してるわけじゃなくて、本当に人によって捉え方が違うんだなって思って、見るのをやめた。ひとの読むと面白いけど、その考え方に引っ張られちゃったりもするから。わたしの中でストンと落とせるところまで行かなかったけど、それはそれでいいのかなって。

 

今回、親友がとってくれた席がまさかの最前列、そして自担の初主演舞台の千秋楽を自分の名義で取れるというハイパーウルトラミラクルが起きたわけで。ただでさえ狭いクロスシアターで遮るものが何もない、手を伸ばせば触れちゃいそうなくらいの距離で見た寺西くんが本当にかっこよすぎた。あまりのかっこよさに頭がショートしたので目の前で言っていたセリフ何にも覚えてない、とりあえず寺西くんを纏う空気を思いっきり吸ったことと、もう二度と見れないかもしれない距離での寺西くんの頭からつま先までの形全部を頭にインプットしようと必死だったことしか覚えてない、生の寺西くんはリアルなひとりの男の人なので生が1番かっこよくて生が1番しんどい、ああ本当にかっこよかったなあ、もうしんどいぐらいに大好き。それしか出てこないぐらい大好き。

そして千秋楽で主演として話す姿、見れてよかった。主演だからって気張らず、いつも通りにこにこしながら話す姿が本当に大好きだと思った。スタオベしたまま話を聞くお客さんに「なんで立ったままなの(笑)」ってちょっと照れながらいうのが好きだったなあ、予想通りというかなんというか挨拶では泣かなかった寺西くんだけど、会場を見渡してちょっと目が潤んでるのは見てしまって、あんな顔初めて見たなあ、グッと噛みしめるように深くお辞儀をする寺西くんが大好きだった。

「お手紙で、マラソンに出会わせてくれてありがとうという嬉しいお言葉をたくさんいただきましたが、それは違って。僕の方こそみなさんのおかげでマラソンに出会えました。」

「この景色を忘れないと思います。」

そういってステージの上でファンに囲まれながら笑う寺西くんを見れたことが幸せで、わたしもあの景色をずっと忘れないと思った。オタクしてる中でこんな経験はもうないっていうぐらい、すっっっっごくしあわせだった。

千秋楽の挨拶も、いつものてらにっしも、雑誌のインタビューも、いつでもそうだけど、寺西くんの言葉はいつも飾らず丁寧で、優しくて、寺西くんのあったかい人柄がよく出てて。このひとはどこまで素敵なひとなんだろうなあって、寺西くんの言葉を見るたびにしあわせな気持ちになるんだけど、そんな寺西くんが千秋楽の後に更新してくれたてらにっしで泣いてしまった、新幹線でお弁当食べながら泣いてしまった、お弁当食べながら幸せすぎて泣いてるなんて、わたしが今世界で1番幸せだろうなんて意味不明なこと考えるぐらいしあわせな言葉だった、

「これからもずっとよろしくお願いします」

なんて言葉、

寺西くんは何気ないやさしさの言葉はよく言ってくれるけど、自分のファンに向けて何かメッセージを伝えるというイメージがあんまりなくて、そんな寺西くんからのまっすぐな言葉、

「これからもずっと」なんて、初めて聞いた、うれしくて幸せでいまも涙が出ちゃうぐらい。

わたしにとって宝物みたいな言葉。

何かあるたびに言ってるし何もなくても言ってるけど、こんなに素敵な寺西くんを好きになれたこと、好きな人がこんなに素敵な人だということ、しあわせでたまらない。寺西くんはわたしの誇り。

心から応援してる大好きな人からこんな素敵な言葉をもらえた、主演として舞台に立つ最高にかっこいい姿が見れた、ずっと忘れない最高の景色を見せてもらえた、これからもずっとずっと応援したいと思えた、嬉しくてしあわせで涙が出た。

そんな大好きな大好きな寺西くんの初主演舞台でした。

 

いつもたくさんの幸せをありがとう!

これからもずっとよろしくね!